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山田英司の編集「武」日記

川嶋理論が李書文の技を解明する
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    川嶋先生登場。川嶋先生は年末、ナイハンチをさらに掘り下げ、武術の究極の突きの形態をあきらかにしました。 その前提として、間も無く発売される川嶋先生の気の研究の成果を理解しないといけません。武術として、見えない気をどう生かすか?という具体例をこの本で紹介していますが、その理論に沿ってさらに追求すると今回のような結論になる、という報告でした。 武術とは、詰まるところ、合理的な殺人術である、とは松田先生の言葉ですが、川嶋先生のお話しを聞いていて、松田先生のこの言葉を思いだしました。 なぜなら、川嶋先生の研究は李書文が軽く打っただけで相手が絶命した、などの逸話を科学的に裏付ける研究でもあります。また、私がオンラインクラスの特典映像で紹介した昔の猛虎硬爬山の打撃法が極めて危険であることの科学的根拠を示すものでもありました。 これらを総合すると、劉雲樵先生や滄県誌で伝えられる李書文の逸話も充分信憑性がある、と思われます。 私も半信半疑に思っていた様々な逸話が、いきなり目の前にリアルに現れてきて、衝撃を受けました。私が松田先生に学んでいた武術はそんなに奥深いものだったのか?ということを川嶋先生に逆に教えられた気がします。 武術に対する認識をまた、新たにしなければいけないかもしれません。 相手と手を接触し、
    強く打とうとして肩に力を入れたら、もう相手は予測してしまう。
    力を抜いて相手の身体に浸透させる。この時、正拳ではなく、女の子が拳を握るような手の形にすることが大切。人体は柔らかいのです。
    また、反対の手はいつでも背刀で後頭部を狙えます。

    気合いや目線は大切。相手に向けないと、相手は予測ができません。これも気の応用です。
    波返しの足刀。これも八極拳の斧刃脚と同じ。相対軸を使うと恐ろしい蹴りとなります。
    | 武術理論 | 22:22 | - | - | - |
    武器術で内発動を習得する
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      武術では脱力が必要と皆いいますが、それは身体の重さを生かす為。とくに腕の重さを生かすには、腕の力を抜き、かつ、その重さを利用しなければいけないのですが、これが難しい。なぜなら、脳は日常的に重さがかかる腕の重さを感知しないからです。これを「順応」と言いますが、逆に手に物を持つと数十グラムでも重さの違いを感知できます。 私は脳のこのクセを利用して、素手の発勁動作を武器を持って行い、腕の重さを感知しつつ習得する方法を考案しました。 それが砲捶と砲捶刀。太極拳源流の地、陳家溝では、発勁を磨く砲捶が練習の中心であったことは良く知られています。老架はその入門型的存在ですね。 匪賊の撃退などに功のあった陳家溝の拳士達は、実戦では当然槍や刀を使っていました。となると、日頃練っている砲捶は、当然刀などの武器の基本身体操作を磨くもののはず。そこに目をつけて、私は砲捶を刀で行い、勁を磨く練習法を作りだした訳です。 生徒にやらせて見たらこれが効果抜群。内発動的動きが苦手な生徒も武器の後、素手で動くと素晴らしい動きになりました。 ただ欠点は、強い発勁動作を行うと、練習用の安物の刀が一発で壊れてしまうこと。 三本あった刀の内、既に二本が真っ二つに折れてしまいました。 動画は、動きを覚えるために生徒が撮ったものですが、私は最後の一本となった刀を壊さぬように、発勁は弱めに、動作はゆっくり目で行っています。 勁力を増すには、とても良い練習ですので、皆さんも一度試して見て下さい。

      素手の蔽身捶


      刀を持った蔽身捶
      | 武術理論 | 17:22 | - | - | - |
      綾塚先生のウィズダムヒーリング
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        私は医者が大嫌いで、医者の言うことも全く信用しない偏屈者です。健康診断も面倒臭くていかないし、数年前に行っても医者のアドバイスは一切無視。当然自己責任なので、病気も怪我も自分で直します。半年前は歯が痛いのでつい歯医者に行ってしまいましたが、結局、余計痛くされるので通院を止め、自分で直しました。歯痛も自分で治せるんですね。 感染症治療と外科的手術は専門の医者にかかるしかありませんが、その他の身体の不調は自分が原因なので他人の医者にまかせてもしょうがない、というのが私の考えです。 そう言い切れるのは武術をやっているからでしょう 。正しい武術は健康法であり、病気や怪我を治す知恵も身に付きます。ようするに自然治癒力を増大させる知恵が武術にはあります。 その科学的裏付けはよくわかりませんでしたが、この度、徳心会の綾塚先生から送られてきた著書「ウィズダムヒーリング」を読んでびっくり。まさに私が行なってきた自然治癒力増大の科学的根拠が記されていました。言葉の力で脳に刺激を与え、セロトニンやノルアドレナリンを放出させる手順が明快に書かれており、気功治療や手かざしなどの神秘的な療法の種明かし本とも言えます。逆にその理屈を知ると伝統の武術の教えの正しさを改めて実感します。そっち系が好きな人や自然治癒力を増したい人にはオススメ。アマゾンで買えるそうです。 オスカー綾塚著「ウィズダムヒーリング」はブイツーソリューションから1100円。

        | 武術理論 | 20:56 | - | - | - |
        楊露禅のアダプターテクニック
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          おおっと何なんでしょうか、この怪しい団体は。いつも月曜日は田口ちゃんと練習することが多いのですが、今日は太極拳の三動素の練習なので外部から竹内先生や日高さん、一馬も参加。ミニ講習会になってしまいました。
          私のまとめた三動素は太極拳や内家拳の組手に必要な動きを三つにまとめたもの。この動作からあらゆる攻撃に対し、太極拳で反撃できます。非常に簡単で、太極拳の型や推手をやってる人はすぐに組手ができるし、多人数相手にも戦えるようになる魔法のアダプターテクニック。しかし、その実体は楊家の覧雀尾とほとんど一緒です。青い鳥じゃありませんが、長年かけてたどりついた絞りに絞った動作も既に24式にも採用されてるほどの何でもない動きでした。勿論、型だけやってても中身はわからないでしょうけどね。アダプターテクニックは形ではなく、概念になってしまいました。しかし、楊露禅は陳式に太極拳のアダプターテクニックを動作として付け加えた、とも考えられ、新しい太極拳の歴史像を展開しなくてはならないかもしれません。

          月曜の夜、フルコムに集まる怪しい人達。

          竹内先生は実戦の飲み込みも早く、形通り一馬を吹っ飛ばします。

          ワイワイやった後は当然飲み会に変わりました。
          | 武術理論 | 01:06 | - | - | - |
          孝真会の自由分解ルール
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            前から気になっていた孝真会の自由分解ルール。型の動きを使って戦う組手とはどのようなものか?私も中国武術の型をどうすれば使えるのか、を40年も考えてきたので、同じような研究には興味深々。孝真会の川嶋佑先生は倉本塾の忘年会でもお会いしてるし、FB友達でもあるので、今日、お願いして稽古を拝見させていただきました。
            いや、面白かったです。ピンアンなどの型を中心に、実戦ではどう使うのか?を割りだす。同時に倉本武学や、川嶋先生の試合経験などから、最も合理的な身体操作を型と照合。私は古伝と現代格闘技を結びつけるアダプターテクニックを提唱しましたが、川嶋先生は身体操作にも、古伝と現代格闘技を結ぶアダプター的なものがあるのではないか?と仮説をたて、検証作業をしています。その検証作業が自由分解ルールと考えてよいでしょう。
            初級の自由分解ルールは、手刀や金的攻撃などを寸止めで用い、あとはフルコン。しかし、これだけでフルコンルールとも、全空連とも違う組手世界を作りだしています。さらに、中級、上級と使用技は増えていくそうです。ルール化がいかに大変か私は良く知っているので川嶋先生の研究には脱帽。組織とは全く関係ない、若い空手の純粋な追求が、空手界を大きく変えていくかもしれません。応援したいですね。

            孝真会の身体操作の一つが二軸。通常の中心軸を使ったロー。
            いわゆる腰の回転を使っています。

            二軸を使ったロー。左右だけでなく、上下も使っているので、ノーモーションで蹴りにウェイトも乗ります。下がりながらも蹴れます。

            こうした二軸理論で太極などの下段払い中段突きを行う。斜め後ろに下がると同時に払い

            次の瞬間、腕を掴み、前に出てからではなく、出る寸前に突き。そこから身体が出る。


            するとバックが取れるので、

            やはり手から動くと下段払いで回る動きで相手を引き倒せます。

            このような動きを自由分解ルールで互いにゲーム感覚で出し合うスパー。楽しそうでした。

            武術空手道孝真会 0422-52-1743
            JR三鷹駅から徒歩五分
            | 武術理論 | 23:13 | - | - | - |